鎌倉散策の休憩やお土産にピッタリな和菓子。鎌倉にはたくさんの老舗菓子店がありますが、中でも江戸時代の元禄年間(1688~1703年)に創業し、300年以上の歴史を誇るのが、鎌倉市坂ノ下の「力餅家(ちからもちや)」。
極楽寺駅と長谷駅の中間あたり、御霊神社の入り口に建つ「力餅家」。名物はもちろん店名にもなっている「権五郎力餅(ごんごろうちからもち)」。
権五郎とは、御霊神社が祀る鎌倉景政(かまくらかげまさ)の通称。平安時代は1083年、後三年の役に16歳で出征し、右目を矢で射られながらも矢を抜かずに戦ったとされる英雄。御霊神社に鎮座する「手玉石」と「袂石」をは軽々と持ち上げたという伝承が残り、これら武勇を今に伝え昔を偲ぶために、この名が付けられました。
もちろん自家製で添加物を一切使用せず。通常はもち米を使った白い餅ですが、3〜5月はヨモギを加えた草餅となります。
ふわふわの餅とこしあんのハーモニーが絶妙。甘すぎずシンプルな味わいです。
そのほか、砂糖と水飴を練り固めた求肥(ぎゅうひ)を芯にした、求肥力餅(9個入り900円)・夫婦まんじゅう(1個135円)・福面まんじゅう(1個165円)をはじめ、素朴な和菓子が並んでいます。
紫陽花(あじさい)散策のお供にぜひ。成就院から長谷方面へ歩いて10分ほど、紫陽花に包まれたポストが目印です。
[力餅家|食べログ (和菓子 / 長谷駅、極楽寺駅、由比ケ浜駅)]
■5つ星評価|3.2 ★★★☆☆
■メニュー等|300年以上続く老舗和菓子店
■おすすめ点|ふわふわの餅にこしあんの乗った権五郎力餅
■アクセス等|極楽寺あら長谷方面へ10分ほど。御霊神社の入り口
■公式サイト|力餅家|iタウンページ
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