湘南の自宅を深夜2:30に出発し、休憩や仮眠を含め12時間の運転で到着した、宮島@広島県。
宮島島内の老舗旅館「錦水館」で一泊し、2日目はいよいよ、世界遺産の厳島神社(いつくしまじんじゃ)観光へ。
1996年(平成8年)、世界文化遺産に登録された厳島神社。創建は593年(推古元年)。聖徳太子が推古天皇の摂政となり、冠位十二階や憲法十七条の制定、遣隋使の派遣などを行なった年、1168年(仁安3年)に平清盛の援助により、現在のような廻廊で結ばれた海上社殿となったと伝わります。
【2日目 9:40】
錦水館をチェックアウトし、徒歩5分の厳島神社へ。参道入口には角のある狛犬が。鳥居をくぐって100メートルほど歩くと、海岸に立つ「大鳥居」を眺めることができます。
厳島神社周辺を中心に、野生の鹿が暮らす宮島。奈良公園ほどアグレッシブではなく、のんびりしている印象です(笑)。
【2日目 10:30】
拝観料300円を納め厳島神社内へ。
何度か改修はされているものの、平安時代から続く寝殿造りの社殿はさすがの貫禄。朱塗りの柱から平安貴族の“雅”に想いを馳せることができます。
満潮時は海に浸る大鳥居。干潮時には真下まで歩いていくことができます。水面や海岸に映る鳥居がいい感じ。
【2日目 11:20】
厳島神社周辺には徒歩5分圏内の見どころが。写真下左は門前の松が圧巻な大願寺。右は平清盛神社。
【2日目 12:00】
中でも人気は大聖院。秋は紅葉スポットとしても賑わいます。
山門付近のモミジは真っ盛り。
チベットなど東アジアとの親交も深く、曼荼羅や寝釈迦などオリエンタルな仏教美術を楽しめる境内。
写真下左の「愚痴聞き地蔵」などユニークな仏像も(笑)。穴場は、右の「魔尼殿(まにでん)」。
2階の軒先から、境内全体や厳島神社を見渡すことができます。おすすめ!
【2日目 13:00】
厳島神社を見下ろす「五重の塔」&「豊国神社」。1587年(天正15年)、豊臣秀吉が戦没者供養のために建てた大経堂で、間仕切りのない床面積は畳857枚分。千畳閣の愛称で親しまれています。
【2日目 15:30】
9:30頃から13:30頃まで、駆け足で約4時間の宮島観光。14:00頃にフェリーで廿日市へ戻り、次の目的地は車で約30分の広島平和記念公園。
まずは腹ごしらえと、公園間近の老舗ラーメン店「すずめ」へ。横浜ラーメン“家系”のように、広島ラーメンといえば“小鳥系”。「すずめ」を中心に「つばめ」「ひよこ」「ちゃぼ」など、小鳥を店名にするラーメン店が点在しているようです(笑)。
終戦後間もなく始めた屋台がルーツという「すずめ」。メニューは一つ、オンリーワンの「中華そば600円」。
豚骨に少量の鶏ガラを使ったスープは、いわゆる九州トンコツ風に近いながらも、独特の甘味を持つ優しいスープ。醤油ダレとの相性が良く、雑味なく飲み干してしまう美味しさ。中ストレート麺と、ぜいたく6枚入りチャーシューも絶品。『ミシュランガイド広島特別版2013』に紹介されたようです。
【2日目 16:10】
付近の民間駐車場に車を停め、広島平和記念公園へ。小学校の修学旅行以来、25年以上ぶりに原爆資料館を見学。
一瞬の熱線で人が座っていた場所が黒く残った「人影の石」や、黒こげになった雑穀飯が残る「弁当箱」などを改めて目にし、戦争の無益さ、原爆投下の無意味さを痛感します。
【2日目 17:40】
原爆資料館を出て、日没後の平和記念公園へ。原爆ドーム方面へと真っすぐ続くプロムナードにはほのかな灯が。
「平和の灯」へと続く「原爆死没者慰霊碑(広島平和都市記念碑)」には、有名な「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」の碑文が。
原爆の爆風を浴び、水を求めてやまなかった犠牲者を慰めるために建立された「平和の灯(へいわのともしび)」。1964年8月1日に点火されて以来、その灯は絶えることなく燃え続け、、核兵器廃絶と世界恒久平和の象徴となっています。
写真右は、被爆者が水を求めて集まった元安川(もとやすがわ)越しに眺める原爆ドーム。
高度約600メートルで炸裂した爆心地から、約160メートルの原爆ドーム。建物周辺には、当時崩れたであろう大きなコンクリートブロックが痛々しく横たわっています。
写真下左は「原爆の子の像」、右は「動員学徒慰霊塔」。これら以外にも、公園内にはたくさんの慰霊碑が並んでいます。
【2日目 18:50】
厳島神社&平和記念公園を観光し、次なる目的地は島根県の出雲大社。
カーナビで調べると、所要時間2時間40分(到着時間21:30)。。。そんな時間じゃ夕飯を食べそこねてしまうので、山陽自動車道→広島自動車道→中国自動車道→浜田自動車道を経て1時間30分ほど、島根県の西側、出雲大社までは2時間ほどの「浜田」を2日目の宿泊地に。
【2日目 20:30】
カーナビの予想時間どおり、20:30頃にJR山陰本線浜田駅付近に到着。向かう車内でネット検索した「グリーンリッチホテル」にチェックイン。安価ながら清潔でいい感じ。
夕食は、こちらもネット検索で評価が高かった「旬宝」へ。さすが山陰の港町。うまいもの多いです。絶対味わいたいのが「真いかの刺身(880円)」「のどぐろの刺身(1480円)」。安くはないですが、関東では高級料亭やどこだわりの店でしかお目にかかれません。
さらに、これぞ酒の肴の「さざえのつぼ焼き(2個で550円)」「のどぐろ一夜干し(580円)」。湘南に比べてリーズナブル!
締めは大奮発! 「うに軍艦巻き(6カン1680円)」「イクラ軍艦巻き(5カン680円)」。イクラは遠洋産でしょうが、地元産のウニは大盛りでクリーミー。いわゆる「とろける」ってやつです。
明日は朝から出雲大社を目指し2時間のドライブ。次回へ続きます。。。
■5日間のドライブ日記はコチラ
[湘南から宮島・出雲・鳥取ドライブ1:深夜発12時間かけ広島県宮島へ]
[湘南から宮島・出雲・鳥取ドライブ2:厳島神社&広島平和記念公園]
[湘南から宮島・出雲・鳥取ドライブ3:出雲大社&水木しげるロード]
[湘南から宮島・出雲・鳥取ドライブ4:鳥取砂丘から天橋立へ]
[湘南から宮島・出雲・鳥取ドライブ5:浜名湖から寸又峡夢の吊り橋へ]