ラーメンつれづれ其の壱:スープ(ダシ)とタレの違い


ラーメンが好きです。ある年は1年で159杯食べたほど大好きです。。。最近は数こそ減りましたが、湘南・鎌倉エリアのラーメンはほとんど網羅していると思います(笑)。

ところで、よくあるラーメンの話題。

「俺は『豚骨』より『正油』派だな」とか、「私は『魚介系』は苦手で『味噌系』が好き」なんてやりとりを耳にしますが、それは根本的な矛盾があります。言いたいことはわかりますけど。。。

ラーメンのスープ

ラーメンの汁は大きく「タレ」「スープ(ダシ)」「油」の三要素で構成されます。
まずはどんぶりに、味付けとなる「タレ」を注ぎ、そこにベースとなる「スープ(ダシ)」を満たし、最後に少量の「油」を加え、麺やトッピングは、その後に乗せるのが基本。

スープ(ダシ)を麺や具と炒めてどんぶりに注ぐ札幌系など例外はありますが、ほとんどのラーメンはこの手順で作られます。詳しくは、ラーメン店のカウンターから、調理を眺めているとわかります。

それを踏まえて、先の指摘に戻ると、豚骨や魚介は「スープ(ダシ)」であり、正油や味噌は「タレ」。

つまり、豚骨スープの正油味や、魚介系スープの味噌味があるわけです。店によっては、正油だけ、味噌だけなど、タレが1種類の場合もありますが。

「豚骨」「魚介」「鶏ガラ」などは全て、ベースとなるスープ(ダシ)のカテゴリー。スープを「正油」「塩」「味噌」などのタレで味付けし、バリエーションを広げるのです。

まずは「タレ」と「スープ(ダシ)」の違いを理解しましょう。

「九州豚骨」や「家系」は、とことん煮込んだ「豚骨」に特化していますが、おそらくほとんどのラーメンが、「豚骨」「鶏ガラ」「煮干し」「野菜」などをブレンドしてスープ(ダシ)をとっています。

だから、「『豚骨』は無理だけど『塩』なら大丈夫」なんて言う人は、笑われちゃいますよ。タレは塩でも、スープには少なからず豚骨を使っている場合が多いので。。。(笑)

ちなみに自分は、どんなラーメンでも「塩」が好き。湘南・鎌倉エリアでは、家系では珍しい塩味のある松壱家や、札幌系のベア、支那そば系の海龍なんかがお気に入りです。


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