なぎさ@辻堂おでんセンター:朝まで営業の家庭的なおでん店


辻堂駅南口から真っすぐ海へ。国道134号との交差点「浜見山交番前」の手前、辻堂海浜公園の向かい並ぶ数軒のおでん店。
昭和の香り漂う通称「おでんセンター」の一角にあり、アットホームな雰囲気が魅力の「なぎさ」。翌日6時までの朝まで営業で、コアな地元民からも愛される人気店です。

辻堂おでんセンター(湘南クッキングセンター)なぎさの外観

辻堂おでんセンターの歴史を調べてみると、東京オリンピックが開催された1964年(昭和39年)頃まで遡ります。

辻堂おでんセンターの歴史

戦後間もない1957年(昭和32年)、片瀬海岸西浜に「江ノ島マリンランド(現在の新江ノ島水族館の前身)」がオープンすると、周辺で数軒の飲食系屋台が営業をはじめ、1960年頃にはおでん屋台を中心に十数軒に。
しかし、東京オリンピックを翌年に控えた1963年(昭和38年)、江ノ島がヨット競技の会場となることを受け、開催地整備の名の下にすべての屋台が立ち退きを余儀なくされます。
そこで、数軒の屋台のオーナーを中心に、半年ほど新天地を模索した結果、現在の辻堂の海岸沿いに着目。多くの屋台が同所へ移転し、正式名称の「湘南クッキングセンター」として新たな営業を開始します。
その後、当時はまだ少なかった“朝まで営業”の店舗が並ぶ環境が話題を呼び、「おでんセンター」の通称で賑わいます。
現在は、おでん店をはじめ、焼き鳥店など5〜6軒が並び、ここに紹介する“朝まで営業”の「なぎさ」、さらにメジャー度ナンバーワンの「ひげでん」が特に人気を集めています。

「なぎさ」の暖簾をくぐると、カウンターを中心にテーブル席が2つの店内。昭和の雰囲気とおでんの湯気がノスタルジック(笑)。

辻堂おでんセンター(湘南クッキングセンター)なぎさの店内

おでんはコチラ。昆布だしがほのかに香るあっさり系。1個(1本)100円〜。注文票に数を書き込んでオーダー。

辻堂おでんセンター(湘南クッキングセンター)なぎさの注文票 辻堂おでんセンター(湘南クッキングセンター)なぎさのおでん

写真下左は、大根(150円)、ロールキャベツ(150円)、しらたき(100円)、こんにゃく(100円)、ちくわぶ(100円)、右はウインナー巻き(200円)、ギョウザ巻き(200円)。イチオシはもちろん「大根」。薄口の優しい風味が広がります。

辻堂おでんセンター(湘南クッキングセンター)なぎさのおでん 辻堂おでんセンター(湘南クッキングセンター)なぎさのおでん

下左は、はんぺん(200円)、ニシ貝(300円)、すじ(150円)、がんもどき(250円)、右はタコ足(500円)。頬張るとお揚げの油と含んだ出汁がジュワッと溢れる「がんもどき」にほっこり(笑)。

辻堂おでんセンター(湘南クッキングセンター)なぎさのおでん 辻堂おでんセンター(湘南クッキングセンター)なぎさのタコ

そのほか、サザエつぼ焼き(1個650円)、焼きはまぐり(2個600円)など、湘南らしいメニューも楽しめます。

辻堂おでんセンター(湘南クッキングセンター)なぎさのサザエ 辻堂おでんセンター(湘南クッキングセンター)なぎさのハマグリ

刺身や焼き魚など旬のメニューはカウンターのボードをチェック。写真は、かつお刺身(600円)。

辻堂おでんセンター(湘南クッキングセンター)なぎさのメニュー 辻堂おでんセンター(湘南クッキングセンター)なぎさのかつおの刺身

レギュラーメニューはこちら。締めには、おでん出汁をすすりつつ味わうおにぎりが絶妙!

辻堂おでんセンター(湘南クッキングセンター)なぎさのメニュー 辻堂おでんセンター(湘南クッキングセンター)なぎさのメニュー

現在は辻堂ジモティの若旦那が切り盛りする「なぎさ」。昭和が漂うどこか懐かしい雰囲気の店内で、あっさり優しい家庭的なおでんを楽しめます。
アクセスは辻堂駅南口からバスかタクシー(徒歩だと20〜30分くらい)とちょっと不便ですが、18:00〜翌6:00(日曜〜3:00、月曜休)と朝まで営業なので、「もう帰りはタクシーでいいや」と腹を据え、家族や仲間とゆったり過ごすには最適(笑)。マスコットの小型犬“でん”くんも待っています(ペット同伴可!)。

なぎさ|食べログおでん / 鵠沼海岸駅辻堂駅)]
■5つ星評価|3.7 ★★★☆☆
■メニュー等|おでんを中心に焼き魚やサザエなど
■おすすめ点|あっさり昆布の香る優しいスープ。アットホームな雰囲気で朝まで過ごせる
■アクセス等|辻堂駅南口からバス・タクシーで約10分(徒歩なら20〜30分)。国道134号との交差点「浜見山交番前」の手前。
■公式サイト|辻堂おでんセンター「なぎさ」

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