三連休初日に訪れた「筑波山(つくばさん)」。
湘南・鎌倉情報とは全然関係ないですが、「ガマの油売り口上」を初めて見て楽しかったのでその紹介を。。。
茨城県つくば市に鎮座する「筑波山」。標高871メートルの男体山と877メートルの女体山から成り、中腹の筑波山神社をはじめ、頂上の展望台や登山道が、観光スポットやハイキングコースとなっています。
名物は何と言っても、江戸時代から傷薬として販売されている「ガマの油」。200年前、筑波山麓出身の「永井兵助」が、故郷の「ガマの油」で一旗揚げようと、浅草の縁日で口上を披露したのが始まりとされています。
その名残として、現在も土産店でガマの油やカエルの置物が販売されているほか、「筑波山ガマ口上保存会」の有志による「ガマの油売り口上」が披露されています。
口上の流れはコチラ。「サァー、サァーお立ち会い」と人集めをするところから始まります。待ってました!
「サテお立ち会い」と、ガマの油の説明を終えると、刀を抜き、「1枚が2枚、2枚が4枚、4枚が8枚。。。64枚が100と28枚」と試し切り。切り終えた半紙は扇子であおぎ紙吹雪に。お見事!
紙を粉々に切るほどの刀にガマの油を塗ると。。。なんと、切れ味が止まります。腕に刃をつけて「えい」と引いても、血も出ないし傷はまったくつきません。あら不思議!
しかし、刀が“なまくら”になったわけではありません。刃に塗った「ガマの油」を拭き取り、腕につけて引くと。。。切れ味が戻り、血が出てしまいました。痛い。。。
でも、慌てることはありません。「筑波山名物ガマの油」を塗れば、傷はピタリと治ってしまいます。拍手!!
■動画:[筑波山ガマの油売り口上|Youtube]
筑波山ガマの油売り口上
口上はあくまでもショーとしての見世物ですが、付近の土産店では「ガマの油(陣中油)」が販売されています。
コチラがガマちゃん(笑)。ガマガエルやヒキガエルと呼ばれる、両生綱カエル目ヒキガエル科ニホンヒキガエルですね。
ガマの油の成分とは。口上では「ガマガエルを鏡張りの箱に入れておくと、鏡に映った自分の姿に驚き、油汗をタラーリタラーリと流す」「これをすくって21日間トローリトローリと煮詰めたものがガマの油」とされていますが、現代はけっこうケミカルなようです(笑)。
ガマちゃんケースがかわいい「ガマの油(陣中油)」。筑波山のお土産に喜ばれる。。。かな!?
その他の見どころはコチラ。下は筑波山神社。「ガマの油売り口上」は境内で行なわれています。
男体山頂上へはケーブルカーで8分。女体山頂上へはロープウェイで6分。休憩所では「つくばうどん・そば」をぜひ。