江島神社に展望灯台、海鮮定食にお土産店などなど、1日楽しめるアミューズメントアイランド“江ノ島”。
中でもルーツが古く、いちばんの名所といえるのが、洞窟探検気分で島の由緒や歴史を知ることができる「江の島岩屋」。
江の島岩屋があるのは、江ノ島の南側。弁天橋から発着する乗合船「べんてん丸」や、エスカーや階段で島の裏側へ。周辺の岩場は、磯遊びや釣りが楽しめます。
入場料(大人500円、子供200円)を支払って洞内へ。波の浸食でできたという洞窟は広く、奥行き152メートルの第一岩屋と、56メートルの第二岩屋を見学できます。
入口からすぐには、岩屋や江ノ島の歴史、竜神伝説の縁起を知る資料が。
浮世絵から江戸時代の風景を知ることができます。
左/歌川広重『相州江の島 弁才天開帳詣 本宮岩屋の図』 右/歌川広重『相州江之嶋岩屋ノ口』
洞内には奉納された石造物が並びます。
第一岩屋の入口でろうそくを受け取り中へ。
ろうそくの灯りを頼りに洞窟探検。ちょっと屈んで通る場所もありワクワク。
暗めの照明で照らされた石造物が雰囲気たっぷり。
第一岩屋左奥の大人が寝そべったように見える石は「日蓮の寝姿石」と呼ばれています。洞窟はさらに奥へと続き、「富士山の風穴と続いている」と言われてきました。右奥には「江島神社の発祥の場所」とされる祠が。
第一岩屋を出ると、高さ10メートル&長さ128メートルほどの通路で第二岩屋へとつながっています。途中には沖に泳ぎ出る亀のような石「亀石」が。説明書きには「地元片瀬の中村石材の先代『中村亀太郎』がノミをふるった」とあります。
空には優雅に飛ぶトンビ(トビ)が。お弁当などを取られないように注意。
崖を見上げるとタイワンリスやイワユリ(スカシユリ)が。
第二岩屋の奥には、江の島岩屋のメインでありラスボス(?)の龍が鎮座!
拍手を打つと光ります!
■動画[江の島岩屋の拍手で光る龍神|Youtube]
江の島岩屋の拍手で光る龍神
竜の由縁は、江ノ島の縁起である「五頭龍と天女(弁天)」の伝説。
1500年以上前、鎌倉で村人を苦しめていた五つの頭を持つ龍が、江ノ島の誕生と同時に現れた天女(弁天様)と出会い改心し、腰越の龍口明神社に龍神として祀られた、との伝承が記されています。
ちなみに写真右は、江の島岩屋のリニューアルオープン頃に撮影した龍神像。上の写真と比べると、だいぶ頼りないですね(笑)
子供は洞窟探検、大人は江ノ島の歴史、そしてカップルは適度な暗さで密着度アップ!? とファミリーでもデートでも楽しめる「江の島岩屋」。江ノ島散歩の際はぜひ!
■江の島岩屋
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■公式サイト|[江の島岩屋|藤沢市]