爆弾低気圧で注意したい引地川沿いの冠水ポイント


ここ数年、幾度か湘南・鎌倉エリアに被害をもたらしている爆弾低気圧(猛烈低気圧とも)。
2013年も成人式と大雪が重なった1月14日に始まり、先日4月6〜7日にかけては、暴風、波浪、大雨に関する警報が発令されました。
湘南エリアは7日へかける深夜の風雨が強く、冠水した道路で車が立ち往生するという事故もあったようです。
冠水といえば注意したいのは引地川(ひきじがわ)沿い。

爆弾低気圧で冠水した引地川と水没する神奈中バス

10年ほど遡る2004年10月9日。引地川沿いの上村橋手前で冠水にハマりました。。。
2004年当時、秋雨前線を刺激しながら北上する大型の台風22号。
正午近くから続く豪雨の中、仲間4人で車に乗り、藤沢本町駅付近から辻堂太平台方面へ。
旧道(県道43号)沿いから「引地橋西」の交差点を曲がり、引治川沿いの「お米の自動販売機」が並ぶエリアが冠水ポイント(下図)。

藤沢の引地川沿い洪水&冠水ポイント

藤沢の引地川沿い洪水&冠水ポイント

藤沢市発行の「洪水ハザードマップ」でも、浸水危険箇所(過去に床上・床下浸水、道路冠水した場所)とされています。
■[藤沢市洪水・津波ハザードマップ・南部版
■[藤沢市洪水・津波ハザードマップ一覧
以下、当時ブログで書いたレポートです。
*  *  *
豪雨の中、友人4人で車に乗り、藤沢本町から辻堂大平台へ。道路は「水たまり」ならぬ「浅い川」状態。

爆弾低気圧で冠水した引地川

ラーメン店「街道や」の前は猛烈豪雨
引地川沿いの道を南下すると、路面の水かさはさらにアップ。
「ヤバそうね」と、4人顔を見合わせたときは、車外の水位はボディが浸るほどに。。。
“水しぶき”というよりも“波”に近い水面を窓枠ギリギリに感じます。
後部座席乗っていた自分が「あ、足下に水が入ってきたかも」と思ったと同時に、助手席の友人が発しのは、まさかの「うわー、ケツが冷たい!」
「なにバカなこと言ってんだ」と突っ込むもつかの間、「本当だ、自分もお尻が冷たい。。。」
間もなく車内は尻まで水没し、“足湯”を余裕で超えた“半身浴”状態に。
ここで冷静だったのが、ハンドルを握り運転していた友人。
ブレーキを踏むことなく、アクセルを吹かしながら、水の脅威のなエリアへ冷静に避難。
沈没するか転覆するかの大騒ぎでした。。。(笑)
しばらくして風雨はおさまったものの、上流から注ぎ込む雨水がマンホールから噴出し、路面の水は増えていく状態。
写真の神奈中バスをはじめ、高級車のセルシオやフェアレディZまで泥水浸けになっていました。ご愁傷さまです。。。

爆弾低気圧で冠水した引地川と水没する神奈中バス

エスケープエリアへ避難したものの、移動することはできず、2時間ほど尻を濡らしながら、ただひざを抱える男4人。
近所の親切なおばさんが抜け道を教えてくれたため、どうにか脱出できました。
【教訓】

1:暴風雨の日は外出(特に車での移動)を極力避けること
2:ハザードマップ(上記)で洪水・冠水エリアを把握しておくこと
3:車が水にハマりかけてもアクセルを踏み続けすること。
※止まって(停車して)しまうと、マフラーから水が逆流し、エンジンが水没する危険が高まります、アクセスをふかしなが移動できれば、エンジンルームへの逆流を防ぎつつ、安全な場所を目指せます。とんだ災難だった友人の「ホンダ シビック」は、その後も元気に走っていました。


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