梅雨明けを迎えた7月末。とある取材旅行で新潟県の沖に浮かぶ佐渡島に二週間ほど滞在していまいした。
湘南・鎌倉情報はちょっとお休みし、3回にわたってその魅力を紹介します。第一回は観光スポットなど見どころをピックアップ。
面積約855平方キロと、東京23区の1.5倍を誇る佐渡島(ちなみに東京都全体では約2187平方キロ)。
人気観光スポットとして外せないのは「佐渡金山」。最初と下左の写真はシンボルの「道游の割戸」。江戸時代から明治にかけて山をV字に採掘した跡です。付近には金鉱脈の上に建つパワースポット「高任神社」が。
「宗太夫坑」では、おなじみの江戸時代の採掘風景が。「早く出て酒飲みて〜、なじみの女に会いて〜」と哀歌が流れてきます(笑)。
通好みの「大切山坑」。江戸時代初期、1600年代の坑道をガイドに案内されて進むこと20分。奥には金鉱脈に当たって採掘された竪穴が。ツルハシの跡がざっくりと残る壁がワイルド。
湧いた地下水を逃がすための「南沢疎水坑」。奥には江戸時代に描かれたと見られる水兵のような謎の落書きが。。。
昭和から平成元年の採掘中止まで稼働していた重機。巨大で油まみれの老兵に炭坑夫のロマンを感じます。
金や銀を選り分け精錬するための「北沢浮遊選鉱場・精錬所跡」。モヘンジョ・ダロみたい?
金山から車で30〜40分の「西三川ゴールドパーク」では砂金採りを体験できます。金運大黒天と握手♪
外せないのが「佐渡トキ保護センター」。ゆるキャラのトッキーくんや、2014年にふ化した雛が待っています。
小木港や矢島・経島で楽しめるたらい船。以前はこれでアワビ漁などが行なわれていました。
小木といえば宿根木の町並み。JR東日本のCMで「三角屋」の前に立つ吉永小百合さんの姿が放映され人気に。「佐渡国小木民俗博物館」には千石船が収められています。
相川エリアで佐渡金山と並ぶ人気の「佐渡奉行所」。周囲には海を見渡す長坂など情緒ある風景が広がります。
奉行所から金山にかけて続く京町通り。江戸時代から坑夫で賑わった歴史を持ちます。今はお土産店やギャラリーが並び、ねまり機での裂織りなどが行なわれています。
オススメは「旧相川拘置支所」。面会室や独房で記念写真を撮れます(笑)。
相川町の金山祭り。編み笠をかぶった行列が練り歩きます。ヨイサノヨイヤサ♪
世阿弥が流刑になったことなどから、民間にも能楽が浸透している佐渡。「本間家能舞台」では庶民の能が。
地蔵としては日本最大の小木の幸福地蔵と、妙宣寺の木造の五重塔。
加藤(金鶴)・北雪・尾畑(真野鶴)・天領盃・逸見などの酒造書では日本酒の試飲も可能。
「歴史伝説館」のお土産店で働くジェンキンスさんも外せません(笑)。
■夏の佐渡紹介はこちら
[夏の佐渡島漫遊記【前編】観光スポット&見どころ紹介]
[夏の佐渡島漫遊記【中編】自然のトキやニャンコなど]
[夏の佐渡島漫遊記【後編】刺身に寿司に日本海の新鮮海鮮]