辻堂駅南口から商店街に入ってすぐ。店内は奥に向かって縦長で、「三回食べたらやめられない」との看板が。「上座(かむくら)」の真似ですね。。。
経営母体は「東京チカラめし」。都内などに「壱角家」を50店鋪近く展開しているようです。
メニューはこちら。醤油と並んで“塩”があるところが“壱系”の特徴です。トッピングすると軽く一杯1000円近くしてしまう強気プライスも。。。
こちらが、全部乗せの「塩MAXラーメン(並930円)」。
甘味を感じる白濁豚骨スープは、壱系そのもの。「松壱家」よりは油が少なくすっきりライトなイメージです。噛み応えのある中太麺は、“固め”好きには嬉しいかも。
テーブルの薬味にタマネギがあるあたりは、同じく“壱系”の「町田商店」や「魂心家」の流れを感じます。スープに入れると少しさっぱりするので、九州豚骨ラーメンの紅ショウガのように、締めにさっと入れるといいかもです。
「松壱家」「魂心家」「西輝家」「ボンバ家」「松湘家」など、今や藤沢の定番になりつつある“壱系”の家系ラーメン。
個人的にはやっぱり「松壱家」がコクも麺のバランスもいちばんかなと。特に、セントラルキッチン制を取り入れる前の、本店でしっかりと豚骨を煮込んでいたあの頃が。。。(笑)。
[壱角家辻堂店|食べログ (ラーメン / 辻堂駅)]
■5つ星評価|3.0 ★★★☆☆
■スープ・麺|壱系の白濁クリーミー豚骨スープ・固めの太ちぢれ麺
■おすすめ点|塩豚骨にお替わり自由ライス50円
■アクセス等|辻堂駅南口から左手に商店街を入ってすぐ
■公式サイト|壱角家
藤沢警察署から湘南新道を茅ヶ崎方面へ。東町交差点を越えた左側にひっそりと店を構える「吉本家」。店内はカウンターとテーブル席。メニューは豚骨魚介の塩・醤油・つけ麺のほか、味噌など。
こちらが「豚骨魚介らーめん醤油(600円)」。
鰹節がふんわりと香るスープに、ちょっと濃いめの醤油ダレ。豚骨は控えめなのでシンプルに「魚介系ラーメン」とした方がしっくりくるかもです。麺は固めの中ちぢれ麺でこちらは家系らしい感じです。
テーブル調味料にはニンニク、豆板醤、山椒が。
ありそうでそう多くはない家系豚骨魚介スープを楽しめる吉本家。雑味がなく丁寧なスープは好感が持てます。個人的にはもう少し豚骨を前に出したガッツリ系スープを期待したいかなと。
[吉本家|食べログ (ラーメン / 辻堂駅、鵠沼海岸駅、本鵠沼駅)]
■5つ星評価|3.2 ★★★☆☆
■スープ・麺|家系豚骨に魚介を合わせた豚骨魚介スープ・太ちぢれ麺
■おすすめ点|家系では意外と珍しい魚介系スープ
■アクセス等|藤沢警察署から湘南新道(県道30号)を茅ヶ崎方面へ。東町交差点を越えた左側。店の裏に駐車場2台
より大きな地図で 湘南・鎌倉ぶらぶらマップ を表示
辻堂駅南口から湘南工科大学方面へ徒歩3分ほど。大きな看板が目印の「しろくま食堂」。店内は1階のカウンターと2階にテーブル席が。
メニューはこちら。丼ものや定食も充実です。
看板メニューの「牛乳らーめん(780円)」。右はぜいたくチーズトッピング(+100円)。
ミルク臭さはなくすっきりクリーミー。溶かしたバターがふんわりとしたコクを添えています。麺はやや細めでちぢれた玉子麺。スープによく絡みます。
そしてサラッとした「カレーらーめん(830円)」。
ルーは濃すぎず薄すぎず、スープを邪魔せず出汁をしっかり味わえる絶妙なバランス。ルーとスープのそれぞれの旨味を楽しめます。こちらはやや太めのちぢれ麺でモッチリ食べ応えがあります。
さらに「タンメン(780円)」。
塩味うすめのあっさりタイプ。炒めたもやしと後乗せの刻みネギの食感がいいハーモニー。こちらも太めのちぢれ麺。
サイドメニューの「チャーハン(620円)」と「ギョウザ(310円)」。チャーハンはパラパラの焼き飯系で高レベル。オススメです。
テーブル調味料はニンニク使い放題。髪留め用のヘアゴムも準備されています。
おつまみやドリンクも充実。夜は飲み&〆ラーメンのゲストも多いようです。
湘南・鎌倉の牛乳ラーメンといえば、藤沢駅南口の「こぐま」、七里ガ浜の「ハイブリット」。カレーラーメンといえば、鎌倉の「蓮」、辻堂の「洞洞神(閉店)」、善行の「翠保飯店」。
牛乳ラーメンは「こぐま」より上品でマイルドな味わい、カレーラーメンはスープの旨味を楽しめるバランスの良さが魅力。地元の人たちで賑わう人気店です。
[しろくま食堂|食べログ (ラーメン / 辻堂駅)]
■5つ星評価|4.0 ★★★★☆
■スープ・麺|あっさりシンプルなスープでユニーク系ラーメン・細めや太めの中ちぢれ麺
■おすすめ点|湘南名物牛乳ラーメンや、サラッとしたカレーラーメン
■アクセス等|JR辻堂駅南口から湘南工科大学方面へ徒歩3分。駐車場3台
より大きな地図で 湘南・鎌倉ぶらぶらマップ を表示
案内によると、第五のスープとは“醤油・味噌・塩・豚骨”に次ぐ5番目という意味。
あえて突っ込むと、醤油・味噌・塩は“スープ”ではなく“タレ”。言い換えるなら“豚骨・あっさり鶏ガラ・魚介・エビ&カニ”に次ぐ第五のスープってところでしょうか。そして最近注目されている“牛骨”が第六あたり(笑)?
メニューは鶏ガラスープ&塩ダレを中心に、各種トッピングのバリエーション。
こちらが看板メニューの「ねぎあおさラーメン(1050円)」。
鶏の骨や身をじっくり煮込んだ白濁系のスープは、クリーミーでコラーゲンたっぷり。豚骨を煮込んだ九州系や家系のガッツリ濃厚スープに対し、あっさりマイルドな新感覚。それでい鶏のコクと旨味が凝縮されています。
青ねぎ&あおさの爽やかな風味との相性も抜群。オリジナルの細ちぢれ麺もスープに絡んでいい感じ。
パンチを効かせたいときはテーブルに備えられた「揚げニンニク」をお好みで。
さらに辻堂店のオリジナルメニューで数量限定の「ベジまるタンメン(750円)」。豚骨スープではなく鶏白湯で炒めた野菜が甘味たっぷり。
両国に本店を置き、海外展開も行なっている「まる玉」。
鶏の旨味が凝縮された鶏白湯スープは、一般的な中華スープよりはコクがあり、豚骨スープよりはあっさりのいいバランス。女性に人気というふれこみも納得。けっこう後を引きます。
より大きな地図で 湘南・鎌倉ぶらぶらマップ を表示
[らーめん まる玉辻堂店|食べログ (ラーメン / 辻堂駅)]
■5つ星評価|4.0 ★★★★☆
■スープ・麺|塩味の鶏白湯・細ちぢれ麺
■おすすめ点|コラーゲンたっぷりのマイルド鶏白湯に青ネギやあおさが絶妙
■アクセス等|辻堂駅南口から徒歩1分。ロータリーの南側すぐ
■公式サイト|らーめんまる玉
横浜や川崎に10店舗を展開する「とんこつらーめん七志」のフードコート店が「七志厨房」。豚骨ラーメンを中心に、チャーハンやギョウザなどサイドメニューも充実。「麺の大盛り無料(学生は倍も無料)」が魅力です。
オーダー後は、呼び出しベルを手に待機。
一番人気&店長オススメは「ゴマニンとんこつラーメン&ミニチャーハンセット(740円)」。ニンニクや紅ショウガなどのトッピングはカウンターに備え付けられています。
こちらが「ゴマニンとんこつラーメン大盛り(590円)」。
スープは、ゴマとニンニクの焦がし油が添えられた、粘りの強い白濁豚骨。麺は、細麺ながらもツルツルとコシの強いちょっと太めなストレート麺。横浜発祥とのことですが、九州豚骨の中でも熊本系に近いパンチのあるラーメンです。
さらに、お手頃な「ミニチャーハン(150円)」。
フードコード内の無難な味という範囲ではあるものの、パンチのある味&大盛り無料なので、740円でこってり&ガッツリとお腹を満たせます(笑)。
[七志厨房藤沢店|食べログ (ラーメン / 本鵠沼駅、藤沢本町駅、辻堂駅)]
■5つ星評価|2.5 ★★☆☆☆
■スープ・麺|粘りの強い白濁形豚骨スープ・コシのある細ストレート麺
■おすすめ点|大盛り無料&150円のミニチャーハンでガッツリ
■アクセス等|藤沢駅北口からバス10分。ミスターマックスフードコート内。大型駐車場あり
■公式サイト|[とんこつラーメン七志][Mr Max 湘南藤沢]
より大きな地図で 湘南・鎌倉ぶらぶらマップ を表示
看板メニューは、ラーメンより“あんかけそば”と呼ぶ方がしっくりくるアツアツ&ドロドロの城門ラーメン。
スープ(あん)の魅力は、辛みと甘みの二重構造。細かく刻んだショウガ&ザーサイの爽快な辛みを、鶏ガラダシと溶き卵&挽き肉のふんわりとした甘みが整えます。シャキシャキした食感も心地よく箸がすすみます。
■城門ラーメンの歴史や3店の情報はコチラ↓
[城門ラーメンキッチン@大庭:湘南レジェンド絶滅危惧ラーメン]
そんな城門ラーメンを進化させたのが「洞洞神」。
定番の城門ラーメンをはじめ、塩、大辛、そしてカレーと、4つの味を楽しめます。ちなみに、いわゆる“普通”のラーメンもラインナップ。
そして、ぜひ食べてもらいたのが「カレー城門」。
カップラーメンでは一般的ですが、ラーメン店では意外に少なく、残念な結果が多いカレーラーメン。
理由はおそらく、カレールーとスープの相性。ルーをスープに加えても、せっかくのとろみがボケてしまい、水っぽく感じてしまいます。
しかし城門ラーメンは、もとからスープの粘度が高いので、「一晩おいたカレー」よろしく、ルーの旨味を引き立て食べ応えを損ないません。
自分は必ず、サイドメニューの半チャーハン(350円)や、ライス(150円。11:30〜14:00まで無料!)と一緒にオーダーし、こんな食べ方で。。。
レギュラー城門などでもバッチリとあんかけチャーハンになります。抜群!
半チャーハン(350円)
一言添えれば、前身の「桂林」から通っている自分としては、ショウガ&ザーサイの量&パンチがちょっと薄まってしまっているような。。。昔みたいなショウガ大盛りのシャキシャキ歯ごたえを期待します!
ところで、気づいたら食券販売機(つまり一番目立つ場所)に、こんな貼り紙が。。。
“!!ご注意!!”から始まり、フォントを大きくした“一切”のあたりに、強い意志を感じますね。
ここからは勝手な推理ですが。。。
上記URLリンクした記事内でも紹介しましたが、「城門ラーメン」のルーツは、1970年代に創業した「中国レストラン城門」。
当時の総料理長であり、11支店までビジネス展開した中野氏(現在は妹夫妻が「城門ラーメンkitchen@大庭」を経営)と、「洞洞神@辻堂」のルーツである「桂林」の小さなおじさんは、同レストラン時代からの同僚関係。
城門ラーメンの開発には二人のアイデアが(もしかしたら桂林おじさんの方が大きな割合で)採用されているのではないかと。
そして経営戦略や調理方法で軋轢が生じてしまったのではないかと。
関係ないはずはないのに、一切関係ないっていうのはそういうことかなと。。。
想像ばっかりで語っていないで、そのうちきちんと取材します。。。
[城門ラーメン洞洞神|食べログ (ラーメン / 辻堂駅)]
■5つ星評価|4.0 ★★★★☆
■スープ・麺|アツアツあんかけ風ラーメン・中ちぢれ麺
■おすすめ点|湘南ご当地「城門ラーメン」の進化系。レギュラー、塩、大辛、カレーのバリエーション。
■アクセス等|辻堂駅南口からすぐ。店の前にコインパーキング。
■公式サイト|城門ラーメン店「洞洞神」
より大きな地図で 湘南・鎌倉ぶらぶらマップ を表示