鎌倉市海水浴場の愛称は腰越・材木座・由比ガ浜海水浴場のまま


鳩サブレーで知られる「豊島屋」が命名権(ネーミングライツ)を獲得した材木座・由比ガ浜・腰越の3海水浴場。
2014年5月15日、一般募集により決定した愛称とロゴマークが発表されました。

鎌倉市海水浴場の共通ロゴマークはハト

2013年4月、鎌倉市が財源確保のために行なった材木座・由比ガ浜・腰越の3海水浴場の命名権スポンサー募集。
同年5月15日、鎌倉市小町に本店を置く「豊島屋」が、年間1200万円×10年間の契約で権利を獲得。「特定のブランド名ではなく、愛着が得られる名称を一般募集する」とし、2014年3月3日より「愛称・ロゴデザイン」を募っていました。

鎌倉の由比ガ浜海水浴場

そして、全国から集まった393件の案の中から決定したのが、下記の名称。

■由比ガ浜:由比ガ浜海水浴場
■材木座:材木座海水浴場
■腰越:腰越海水浴場

聞き慣れないフレーズやコピーが冠されることに懸念が集まるなか、票全体の1割が上記の名称だったとのことで、古くから親しまれた名称そのままとなりました。
特定の企業名や製品名がつくことを防ぐために命名権を買い取り、愛着のある名称を残した「豊島屋」。地元からの好感度がアップしたのはもちろん、ネーミングライツの新たな形として、今後も例に挙げられるのは間違いありません。
そんなわけで、ロゴは冒頭で紹介した「ハト」。浮き輪やビキニがかなり“ユルい”ですが、鳩サブレーの豊島屋の功績を讃え、誰もが納得するところでしょう(笑)。
大音量の音楽放送や飲酒など「クラブ化」が問題となっている鎌倉市海水浴場。ロゴのように、カップルや家族がゆる〜く楽しめる環境が望まれます。
■公式紹介
鎌倉市海水浴場の愛称決定について

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